Author: Y. Kobashi
Date : 2008/05/02 (url change); 2001/10/15 (modified); 1996/04/24 (created)


「決定を支援する」目次

小橋康章,1988 (東京大学出版会刊)


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001 第1章 「知」の働きとしての道具の使用
001 1.1 評判のいい眼鏡店の店先で
005 1.2 個人的な意思決定の支援
  1.2.1 個人的な意思決定   1.2.2 デシジョン・エイド   (1)フランクリンの精神的代数   (2)デシジョン・エイドとメモリー・エイド 011 1.3 道具の作成と使用 012 1.4 提起する問題   1.4.1 解決の方向   1.4.2 問いの意義   (1)歴史的背景   (2)認知科学的な意義   (3)実用的社会的な意義 019 1.5 この本について
021 第2章 意思決定の研究問題
022 2.1 意思決定研究の分類
  2.1.1 「ため」の研究と「ついて」の研究   (1)意思決定の「ため」の研究   (2)意思決定に「ついて」の研究   2.1.2 研究課題のレベル   (1)意思決定問題   (2)意思決定行為   (3)意思決定支援   2.1.3 意思決定研究のマトリックス 027 2.2 意思決定問題
  2.2.1 具体的問題の解決のために [1B]   (1)学習機会発見の支援   (2)職業選択の支援   (3)採用試験の支援   (4)結論   2.2.2 歴史的事実としての意思決定 [1A] 033 2.3 属性で表現される選択肢   2.3.1 多属性効用理論 [2B]   2.3.2 多属性選択肢からの選択行動 [2A]   (1)多属性効用理論の実験的検証    (a)属性の数が少ない場合    (b)属性の数が多い場合   (2)種々の意思決定規則とその正当化 048 2.4 確率判断の修正
  2.4.1 ベイズの規則 [2B]   (1)基本的な公理と定義   (2)ベイズの定理   (3)ベイズの規則   2.4.2 主観確率とそのバイアス [2A] 057 2.5 確からしさと価値
  2.5.1 主観期待効用理論 [2B] 058 2.6 結論
061 第3章 支援の正当化 061 3.1 正当性のメタ理論 063 3.2 合理性   3.2.1 合理性の概念   3.2.2 混同問題   (1)最適行動モデル・アプローチ   (2)処理規則アプローチ   (3)教示アプローチ   (4)同一性の仮定   3.2.3 合理性概念の役割 074 3.3 知能増幅   3.3.1 アシュビーのモデル   (1)選別と知能   (2)運動能力の増幅   (3)選別の増幅   (4)知能増幅器の基本デザイン   3.3.2 ヒューリスティックの効用   (1)問題解決の所要時間   (2)探索時間を短縮する    (a)モデルの利用    (b)拘束の利用    (c)コンポーネント単位の解の選択   (3)ヒューリスティックの支援機能   3.3.3 探索の障害とその対策   (1)探索の障害   (2)探索の障害への対策   3.3.4 結論 087 3.4 支援の正当化の規準   3.4.1 診断支援システムの正当性をめぐって   (1)エクスパート・システム    (a)知識ベース    (b)推論エンジン   (2)線型スコアリング・モデル   (3)正当化の議論   3.4.2 支援の正当化の規準の詳細   (1)望ましい方向の変化の可能性   (2)変化の阻害要因を取り除く用意   (3)望ましくない副次効果をおさえる手当 099 第4章 意思決定を支援する 099 4.1 デシジョン・エイド   4.1.1 意思決定の規範的理論   4.1.2 意思決定規則   4.1.3 決定問題の構造化のための教示   4.1.4 意思決定を支援するプログラム 103 4.2 確率判断修正の支援   4.2.1 ベイズの規則の教示   4.2.2 人間機械系による確率判断   (1)実験   (2)非独立なデータ   (3)評価   4.2.3 規則適用の前提条件を欠く場合   4.2.4 反直観的な結果がえられる場合   (1)精密検査の問題   (2)助言ヒューリスティック 115 4.3 多属性効用理論による選択の支援   4.3.1 功罪表の複雑化   4.3.2 表形式の効果   4.3.3 住宅選択エイド   4.3.4 多属性効用理論による選択のシナリオ 121 4.4 目標階層図法による問題構造化   4.4.1 職業訓練の選択   4.4.2 目標階層図法   4.4.3 教示の効果   4.4.4 結論 127 4.5 多属性効用理論の利用の支援   4.5.1 MAUDとの対話   (1)選択肢の概念名の抽出   (2)選択肢の抽出   (3)属性の抽出   (4)選択肢の評価と理想値の設定   (5)属性の独立性のテスト   (6)総合点の計算と属性の重みづけの検討   (7)決定の正当化   4.5.2 MAUDの提供する「支援」   (1)目標明確化における支援   (2)選択肢準備における支援   (3)目標分析における支援   (4)属性毎の効用値評定における支援   (5)総合効用の算出における支援   (6)結論   4.5.3 MAUDの正当化   (1)決定問題の構造化   (2)多属性効用理論の実行を容易にする   (3)望ましい副次効果   (4)評価研究    (a)初心者の利用上のつまづき    (b)適当な利用場面    (c)有用性の評価   (5)結論 149 第5章 意思決定支援の副次効果 149 5.1 複雑な環境としての「他者」とコンピュータ 151 5.2 表現されないものは忘れられる 153 5.3 モデルのミスマッチ: 個人的構成体理論   5.3.1 はじめに   5.3.2 構成的非決定主義   5.3.3 レパートリ・グリッド法   5.3.4 個人的構成体理論の再定式化   (1)基本公理   (2)系    (a)解釈(construction)の系    (b)個人性 (individuality)の系    (c)2分法 (dichotomy)の系    (d)組織化(organization)の系    (e)選択(choice)の系    (f)適用領域 (range)の系    (g)経験(experience)の系    (h)調節(modulation)の系    (i)断片化 (fragmentation)の系    (j)共通性 (commonality)の系    (k)社会性 (sociality)の系   (3)結論   5.3.5 結論 170 5.4 支援はなぜ難しいか   5.4.1 支援は難しい   5.4.2 支援という行為の性質   (1)支援の一般的な特徴    (a)意図的    (b)二次的    (c)知識依存   (2)支援が失敗する理由    (a)受容の問題    (b)評価の問題    (c)効果のフィードバックの問題    (d)副作用   5.4.3 結論 179 補稿 決定における規範的理論と直観的理論(市川伸一)


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