Author: Yasuaki Kobashi(小橋康章), All Rights Reserved


創造的認知と発想支援に関連する文献のリスト(発行年順)


小橋康章


市川亀久彌,「独創的研究の方法論」.第一藝文社, 1944.

ポアンカレ,H.(吉田洋一訳)「科学と方法」(岩波文庫),岩波書店,1953.

ケーラー,W.(宮孝一訳)「類人猿の知恵試験」,岩波書店,1962.(Kohler, W., 1927)

市川亀久彌,「独創的研究の方法論:自然科学と工学技術学の問題を中心として(増補版)」,三和書房,1960.(1944年発行の原著の増補版)
  日本における創造性理論の草分けとも言える等価変換理論.

ギースリン,B.編(若林千鶴子訳),「三十八人の天才たち:その創造過程」,新樹社,1975.(Ghiselin, B., 1952)

オスボーン,A.F.(上野一郎訳)「独創力を伸ばせ」,ダイヤモンド社,1958.(Osborn, A., 1953)
  ブレインストーミングの提唱者の原著.

クロフォード,R.P.(藤田良訳),「アイデアを仕事に活用する法」,ダイヤモンド社,1957.(Crawford, R.P., 1954)

時実利彦,「脳の話」(岩波新書),岩波書店,1962.
  学生のころ読んで,創造性も脳に関わりがあるらしいと深く印象に残った.

キュビー,L.S.(土居健郎訳),「神経症と創造性」,みすず書房, 1969.(Kubie, L.S., 1958)

ゴードン,W.J.J.(大鹿譲・金野正訳), 「シネクティクス:創造工学への道」(増補改訂版),ラテイス,1968. (Gordon,W., Synectics: The development of creative capacity. NY: Harper & Row, 1961)
  アナロジーを使った発想技法の草分け的存在.

ケストラー,A.(大久保直幹,松本俊,中村未喜訳)「創造活動の理論」,ラティス,1966.(Koestler, A., 1964)

穐山貞登,「創造の心理」,誠信書房,1964.

川喜田二郎,「パーティー学:人の創造性を開発する法」(現代教養文庫), 社会思想社,1964.

川喜田二郎,「チームワーク:組織の中で自己を実現する」(カッパビジネス38), 光文社,1966.

川喜田二郎,「発想法」(中公新書),中央公論社,1967.
  KJ法の創案者自身がこの技法について論じた基本的な文献である.

中山正和,「カンの構造」(中公新書),中央公論社,1968.

アルンハイム,R.(関計夫訳),「視覚的思考 創造心理学の世界」,美術出版社, 1974(Arnheim, R., 1969)

川喜田二郎,「続・発想法」(中公新書),中央公論社,1970.
  「発想法」より技法面を詳述し,図解の例なども多く掲載している.

中山正和,「発想の論理」(中公新書),中央公論社,1970.
  KJ法,NM法,シネクティクスなどの相違と関連性についてもわかりやすく説明している.

多湖輝・東洋,創造的思考.In: 八木冕(監修)・東洋(編集),「思考と言語」(講座心理学8),東京大学出版会,1970, pp.271-293.

Whitfield, P.R., Creativity in industry. Harmondsworth, Middlesex, etc.: Penguin Books, 1975.

グルーバー,H.E.(江上生子・月沢美代子・山内隆明訳),「ダーウィンの人間論:その思想の発展とヒトの位置」,講談社,1977. (Gruber, H.E. and Barrett, P.H., 1974)

ヤング,J.W.(今井茂雄訳),アイデアのつくり方,TBSブリタニカ,1988. (Young, J.W., A technique for producing ideas. Crain Books, 1975.の訳)

トーランス,E.P.(佐藤三郎・中島保訳),創造性修業学:ゆさぶり起こせねむっている創造性,東京心理,1981.(Torrance,E.P., The search for satori and creativity. Buffalo,NY: Creative Education Foundation, 1979.の訳)

中山正和,「創造性の自己発見:『ひらめき』の構造をさぐる」(ブルーバックス),講談社,1979.
  NM法の実践的マニュアル.

アダムス,J.L.(恩田彰訳),「創造的思考の技術」,ダイヤモンド社,1983.(Adams, J.L., Conceptual blockbusting: A guide to better ideas, 2nd Ed. Norton, 1979.の訳)

恩田彰,「創造性開発の研究」,恒星社厚生閣,1980.

ガードナー,H.(仲瀬律久・森島慧訳),「芸術,精神そして頭脳:創造性はどこから生まれるか」,黎明書房,1991.(Gardner, H., 1982)

日本創造学会編,「創造性研究」,共立出版,1983-.
  日本創造学会の年報で1983年以来毎年出版されている.

川喜田二郎,KJ法.In: 日本創造学会編,「創造の理論と方法」(創造性研究1),共立出版,1983, pp.162-175.

糸川英夫,「独創力」(光文社文庫),光文社,1984.

立花隆,「『知』のソフトウェア」(現代新書),講談社,1984.
  KJ法に対するかなりはっきりした批判を含んでおり,引用されることが多い.

ワイスバーグ,R.W.(大浜幾久子訳),「創造性の研究」,メディアファクトリー,1991.(Weisberg, R.W., 1986)

ホランド,J.H.,ホリオーク,K.J.,ニスベット,R.E.,サガード,P.R.(市川伸一ほか訳),「インダクション:推論・学習・発見の統合理論へ向けて」,新曜社,1991.(Holland, J.H., Holyoak, R.E., Nisbett, R.E. and Thagard, P.R., Induction: Processes if inference, learning, and discovery. MIT Press, 1986 の訳)

小橋康章,「決定を支援する」(認知科学選書),東京大学出版会,1988.

ベイリン・S(森一夫・森秀夫訳). 「創造性とは何か:その理解と実現のために」,法政大学出版局,2008.(Bailin, S. (1988). Achieving extraordinary ends: An essay on creativity. Kluwer Academic Publishers の訳)

星野匡,「発想法入門」,日本経済新聞社(日経文庫),1989

奥出直人,「物書きがコンピュータに出会うとき」,河出書房新社,1990.

藤永保監修・内田伸子,「想像力の発達:創造的想像のメカニズム」,サイエンス社,1990.

原田悦子,発想支援.In: 海保博之・原田悦子・黒須正明,「認知的インタフェース:コンピュータとの知的つきあい方」,新曜社,1991, pp.114-116

Dennis, A.R.; Valacich, J.S.; Nunamaker, J.F., Jr. Group, sub-group and nominal group idea generation in an electronic meeting environment. Proceedings of the Twenty-Fourth Annual Hawaii International Conference on System Sciences (Cat. No.91TH0350-9),Vol.3, 1991, pp.573-579

三宅なほみ・波多野誼余夫,日常的認知活動の社会文化的制約. In: 日本認知科学会編,「認知科学の発展4」,講談社サイエンティフィク,1991.

Mayer, R.E., Thinking, problem solving, cognition, 2nd ed. NY: Freeman, 1992.

高松秀機,「創造は天才だけのものか:模倣は創造への第一歩」,化学同人,1992.

Finke, R.A., Ward, T.B. & Smith, S.M. , Creative cognition: Theory, research, and applications. MIT Press, 1992 (小橋康章訳,「創造的認知:実験で探るクリエイティブな発想のメカニズム」,森北出版, 1999.)

溝口文雄・児西清義(編),「チームの知的生産技術」(ブルーバックス),講談社,1992

樋口健夫,「アイデア発想が湧き出る本」,ダイヤモンド社,1992
  著者は自ら考案・実践するアイデアマラソン発想システムのノートの記帳の仕方として,必ず5つの項目を記録することを提案している:(1)日付,(2)アイデアの通し番号,(3)その日に出たアイデア数,(4)その日までの余剰(あるいは不足)のアイデア数,(5)アイデアの内容.

恩田彰,創造性とは何か.In: 高橋誠(責任編集),「創造力事典」,モード学院出版局,1993, pp.24-36.

折原良平,発想支援システムの動向,情報処理,1993, 34(1), 81ー87

高橋誠(責任編集),「創造力事典」,モード学院出版局,1993.
  発想支援システムを除き,創造性に関するあらゆるトピックが百科事典的に網羅されている.

國藤進,発想支援システムの研究開発動向とその課題.人工知能学会誌,1993,8(5), pp.552-559.

野田俊作,全人格的な心の治療.In: 伊藤正男監修松本元編,「脳と心」(別冊日経サイエンス107号),1993.

野口悠紀雄,「『超』整理法」(中公新書),中央公論社,1993.

Gardner, H., Creating minds. Basic Books, 1993.

池田佐喜男,「発明工程のパターン研究」,日本工業新聞社,1993.

河合和久・大見嘉弘・大岩元,カード操作の計算機支援.In: 日本創造学会編,「異分野・異文化の交流と創造性」(創造性研究10),共立出版,1994,pp.132-141.

高野陽太郎,思考の心理学.In: 中島秀之・高野陽太郎・伊藤正男,「思考」(岩波講座認知科学8),岩波書店,1994, pp.1-86.

内田伸子,「想像力:創造の泉をさぐる」(講談社現代新書),講談社,1994.
  想像力の発達的な側面を認知心理学者がわかりやすくまとめたもの.

Smith, S.M., Ward, T.B., and Finke, R.A.(Eds.),The creative cognition approach. MIT Press, 1995.

1992年の「創造的認知」のテーマをめぐって人工知能,心理学など各分野の専門家の論文を集めている.Finkeは創造的現実主義(creative realism)という概念を提案している.

ホリオーク,サガード,「アナロジーの力:認知科学の新しい探求」,新曜社,1998.(Holyoak, K.J. and Thagard, P., Mental leaps: Analogy in creative thought.MIT Press, 1995. の訳)

鈴木宏昭,「類似と思考」,共立出版,1996.

江川びん(王へんに文)成,「発想のヒント:創造的思考力をのばす」,大日本図書,1996.

小橋康章,創造的思考と発想支援.In: 市川伸一編,「認知心理学4:思考」,東京大学出版会, 1996. pp.181-203 (第8章)

亀田達也,「合議の知を求めて:グループの意思決定」(認知科学モノグラフ3),共立出版,1997.
  「合議や話し合いという社会的な決定のやり方は本当に正当化できるのか」を問い直す.ブレインストーミングにも触れている.

岩田誠,「見る脳・描く脳:絵画のニューロサイエンス」,東京大学出版会,1997.

駒崎久明楠見孝・繁桝算男,発明品アイデアの考案に及ぼす抽象的イメージの効果:前発明形態から発明形態への表象変化, 認知科学, 1998,5(4),pp.97-107.

伊藤進,「創造力をみがくヒント」(講談社現代新書),講談社,1998.
  心理学者による創造性育成の HowTo.

岡田猛・田村均・戸田山和久三輪和久(編),「科学を考える:人工知能からカルチュラル・スタディーズまで」,北大路書房,1999.

海保博之,「連想活用術:心の癒しから創造支援まで」(中公新書),中央公論新社,1999.
  認知心理学者が連想を幅広く解説.

野口悠紀雄,「『超』整理法3:とりあえず捨てる技術」(中公新書),中央公論社,1999.
  grep による文章検索がKJ法よりも発想支援に役立つとしている.

増井武士,「迷う心の『整理学』:心をそっと置いといて」 (講談社現代新書),講談社,1999.
  精神療法家が書いた心の悩みの扱いに関するマニュアル本だが,空間的付置を重視する点が興味深い.

松岡正剛,「知の編集術:発想・思考を生み出す技法」(講談社現代新書),講談社,2000.

野口悠紀雄,「『超』発想法」,講談社,2000.

手塚眞,「ヴィジュアル時代の発想法:直感をいかす技術」(集英社新書),集英社,2000.

三輪和久・松下正法,発見における心的制約の緩和過程, 認知科学, 2000,7(2),pp.152-163.

植田一博・岡田猛(編),「協同の知を探る:創造的コラボレーションの認知科学」,共立出版,2000.

越智啓太・増田早哉子, 認知インタビュー手法による日常記憶の想起促進, 2000, 日本認知科学会テクニカルレポート, JCSS-TR-37.

大森晃・土井晃一, あいづちが発想数に与える影響:その実験と分析, 認知科学, 2000, 7(4), pp.292-302.

エイブル・アート・ジャパン,「“癒し”としての自己表現:精神病院での芸術活動、安彦講平と表現者たちの34年の軌跡」,エイブル・アート・ジャパン,2001.

石井成郎三輪和久,創造的問題解決における協調認知プロセス, 認知科学, 2001,8(2),pp.151-168.

Allwood,C.M. & Selart,M., Decision making: social and creative dimensions. Kluwer Academic Publishers, 2001.

國藤進. 発想支援システム.杉山公造・永田晃也・下嶋篤(編),「ナレッジサイエンス」.紀伊国屋書店,2002, pp.150-155

吉田靖・服部雅史, 創造的問題解決におけるメタ認知的処理の影響, 認知科学, 2002, 9, pp.89-102.

戸田山和久,「論文の教室:レポートから卒論まで」,NHKブックス, 2002.
  論文とは論文の形をした文章のことなのである(p.74)。論文の本体は問題提起,主張,そして論証からなっている.

石橋健太郎・岡田猛,創造的描画活動における模倣を通じた「写実的制約」の緩和効果.日本認知科学会第20回大会発表論文集, 2003, pp.56-57.

樋口裕一,「ホンモノの思考力:口ぐせで鍛える論理の技術」,集英社新書, 2003.
  二項対立思考/型の利用(主張表明/反論に反論/根拠/結論)/背伸び

海保博之・松尾太加志,「キャリアアップのための発想支援の心理学」,培風館, 2003.

金出武雄,「素人のように考え、玄人として実行する:問題解決のメタ技術」,PHP研究所, 2003.

越後島研一, 「現代建築の冒険:『形』で考える − 日本1930〜2000」中公新書, 2003.

石井成郎三輪和久,創造活動における心的操作と外的操作のインタラクション, 認知科学, 2003,10(4),pp.469-485.

石橋健太郎・岡田猛,創造過程としてみた「芸術作品の知覚」経験.日本認知科学会2003年冬のシンポジウム「知覚と創造」予稿集, 2003, pp.18-26.

畑村洋太郎,「創造学のすすめ」,講談社,2003
  失敗学で知られる著者の創造的思考のモデルほか.

齋藤孝,「齋藤孝のアイデア革命」,ダイヤモンド社,2004

諏訪正樹(編),特集:知覚と創造,認知科学,2004, 11(1) pp.3-59.

諏訪正樹.「こと」の創造:行為・知覚・自己構築・メタ認知のカップリング.認知科学,2004, 11(1),pp.26-36.

三輪和久(編),特集:創造的活動の理解と支援,人工知能学会誌,2004,19(2) pp.194-246.

三輪和久,特集:「創造的活動の理解と支援」にあたって
三輪和久石井成郎,創造的活動への認知的アプローチ.
諏訪正樹,「創造」の研究:現象を生む実践の学
岡田猛・横地早和子・石橋健太郎,芸術創作プロセスの理解に向けて:認知心理学の視点
堀浩一,創造活動支援ツールから創造的認知プロセスを探る
中小路久美代,創造的思考過程における外在化のためのインタラクティブシステム
中小路久美代・山本恭裕,創造的情報創出のためのナレッジインタラクションデザイン

特集:創造的活動の理解と支援,人工知能学会論文誌,2004,19(2).

オンライン版はここに.

福島大学教育学部附属中学校,「創造性を育む授業」,教育研究集第65集,2004

中学校のすべての教科にわたって,創造性を育むという観点で工夫した授業を実施し結果を検証した.基本的な考え方や仮説と教科ごとの具体的な実践がきっちり記述されており,他の学校での同様な試みの参考になる普遍性を実現している.創造的認知の考え方と重なり合うところが随所に見られる.

大澤幸生,「ビジネスチャンス発見の技術」(岩波アクティブ新書102),岩波書店,2004.

石橋健太郎・岡田猛.創造のための「芸術作品の知覚」経験:模倣に焦点をあてて.認知科学,2004, 11(1), pp.51-59.

茂木健一郎,「脳と創造性:『この私』というクオリアへ」,PHP, 2005

クオリアに関する著書が多い脳科学者による体系的エッセイ集.メモしておきたい文章がそこここに見つかる.

米山喜久治, 戦後日本におけるブレーン・ストーミングの導入と伝播. 日本労務学会第35回全国大会研究報告論集.2005, pp.387-394.

教育と医学の会(編),特集:創造性をいかに育むか,教育と医学,2006,54(11) pp.986-1047.

西澤潤一,巻頭随筆:現場主義と創造的展開
小橋康章,創造性を伸ばすために
夏堀睦,学校で創造性教育は可能か
守屋慶子,子どもの物語理解と創造性
宮崎清孝,アートから創造性を育てる:演劇を核とする幼児教育の試み
黒坂三和子,自然とのふれあいから育まれるイマジネーションと創造性
吉田明史,創造性を育む数学教育
大浦容子,音楽・美術領域における創造的活動
安藤花恵,演劇活動と創造性教育

逢沢明,「結果が出る発想法:アイデアはいかにして生まれるのか」(PHP新書503),PHP研究所,2008.

岡田猛・横地早和子.現代アーティストの創作プロセスを探る:創造的熟達と類推的ずらしに着目して.シンポジウム<>発表要旨, 2008.

高橋誠編,「発想と企画の心理学」(実践心理学講座),朝倉書店,2010.

小橋康章,発想メカニズムの心理学,In: 高橋誠編,「発想と企画の心理学」(実践心理学講座),朝倉書店,2010.

川喜田二郎記念編集委員会,「融然の探検:フィールドサイエンスの思潮と可能性」,清水弘文堂書房,2012.

野村恭彦,「フューチャーセンターをつくろう:対話をイノベーションにつなげる仕組み」,プレジデント社,2012.


その他の文献リスト

P&Pネットワーク 高沢公信氏の企画・発想・創造性関連参考文献


 
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Date : 11 February 2013 (last updated); 21 December 2009 (updated); 10 April 2007 (moved to this site); 2 November 2006 (updated); 25 February 2004 (updated); 7 April 2000 (created)

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